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すべての水域で操船できる最上級の船舶免許!船舶免許1級を取得する方法などを紹介

1級小型船舶操縦士は、船舶免許の中でも最上級の資格です。
1級船舶免許を持つ人は海域に制限がないので大海原まで出掛けることができます。
ただし、100海里を超える場合は六級海技士(機関)以上の資格を有している機関長の乗船が条件です。
そのため、このような資格を持つ人が一緒にクルージングに出掛けることで海外に行くこともできますし、2級船舶免許のような海域制限がないためトローリングや遠方での海釣りなどにも最適です。

船舶免許1級を取得して操縦できる船の大きさは?

船舶免許1級を取得して操縦できる船の大きさですが、これは総トン数20トン未満とされています。
20トンと言われても普通の人にはピンと来ないかもしれませんが、大きさで言えばおおよそ全長が15mから20m程度、全幅が4mから5m程度の船がほぼ20トンに相当すると考えて良いです。
ちなみにトンとは一般的には重さの単位ですが、船の場合、その船体を仮に秤に乗せたときの重量を指すわけではありません。
大雑把に言って、その船舶の容積を指すと思ってもらえれば良く、水を積み込んだ場合に20トンまで積載できると考えて頂ければよいです。
ただ、このような説明をしてもなかなか実際の大きさの想像が付きにくいでしょうから、全長や全幅で言えば上のような数字になることが多いでしょう。
自動車と船舶免許の直接的な比較がどれほど適切か分かりませんが、相当に立派な自家用車でも長さは5m程度、幅は2m程度ですから、1級船舶免許で操縦できる船の大きさが分かるというものです。

船舶免許1級を受験する条件とは?

船舶免許にはいろいろな等級があり、受験資格も異なっています。
例えば、1級の場合には、満18歳以上が条件となっています。
そのほかに、学科試験や実技試験や身体検査などに合格する必要があります。
身体基準に関しては、両目とも0.5以上あることが条件となっています。
これを満たしていないと、受験できませんので、視力が悪いという方は、船舶免許の受験までにコンタクトレンズやメガネなどの矯正器具を用意しておいた方がよいでしょう。
また、1級では講習時間の規定もあります。
一般学科は12時間、上級学科は12時間の講習を受けておかなくてはなりません。
実技教習I型は4時間の講習が必須です。
船舶免許の試験を受けて合格すると、約1か月でお手元に免許が郵送されてきます。
合格すれば、総トン数20トン未満の船を操船できるようになります。
フィッシングやヨットで航海を楽しみたいと思っている方は、ぜひ船舶免許の取得を目指してみてはいかがでしょうか。

船舶免許1級を取得するメリットは?

船舶免許1級は取得することで、全ての海域を航行出来る小型船舶操縦免許のことを指します。
操縦出来る船の大きさは総トン数が20トン未満の船を操縦出来て、免許を取得する為の年齢は満18歳以上となっています。
船舶免許1級を取得していても、沿海区域の外側の80海里以遠を航行するという場合には一定の資格を持つ機関長の乗り組ませる必要があります。
免許を取得することで得られるメリットとしては、水域可能の航行制限がなくなるのでクルージングや外洋フィッシングや日本一周旅行などを行うことも可能です。
釣りが趣味という人はカジキなど大型魚の釣りへ外洋へ自由に行くことが出来ますし、長時間のクルージングも楽しめます。
免許取得にはスクールに通い学科と実技の講習受講後に国家試験を受験する方法と、国土交通省に登録されている教習所に入校後合格を目指す方法などがあります。
安全に船を扱う為に、しっかりと知識と技術を学び船旅を楽しむことが重要です。

船舶免許1級の取得に要する期間は?

海や湖でのレジャーの幅を広げるために、船舶免許を取得する方が増えています。
その中でも最高位の1級は、操縦できる船のトン数や航行できる範囲が無制限となることから多くのユーザーが目指す頂点です。
そんな1級船舶免許が欲しい方にとって気になるのが、取得に要する期間です。
特にお仕事が忙しい方にとっては有給休暇を取らなければならないケースもあり、スケジューリングが重要です。
船舶学校の形態にもよりますが、一般的には実技講習、学科講習、実技試験、学科試験にそれぞれ最低でも1日を要し、最短でも4日間となるのがほとんどです。
その一方で昨今では、忙しい方でもチャレンジできるように、実技講習と学科講習を1日で行い、実技試験と学科試験を1日で行うと言う、最短で2日間で済むというコースも登場しています。
さらに土日祝日にも対応している船舶学校の場合、土日が休みの方ならその期間に講習と試験を受けることも可能で有給休暇を取る必要もありません。

船舶免許1級は仕事に活かすことができる?

船舶免許1級の資格を持っていると、仕事にどのような形で活かせるのでしょうか。
1級は、船舶免許の種類の中で唯一外洋に出ることが許される資格なので、海運業に活かすことができます。
船舶関連の企業に就職して、知識を活かすのも1つの活用方法です。
操船技術だけでなく運航ルールも身につく資格なので、仕事で活かせる範囲は広いと考えられます。
船舶の構造を突き詰めて勉強すると、船舶メーカーに就職したり、造船に関わるチャンスが生まれます。
運航の実践を繰り返せば、経験を買われて企業に採用される可能性が高くなります。
船舶免許の保有者は、水中で作業をする工事の際に操船が任せられるので、建築や建設業でも活躍できます。
屋形船の船長やインストラクターの道もありますし、整備士として働くことも可能です。
船舶免許は小型ボートの操船ができることに加えて、就職に繋がるチャンスが手に入りますから、知識と技術が活きる職業は多いのではないでしょうか。

船舶免許1級のスクールに通うメリット

小型船舶免許1級を取得する方法は、指定試験機関で身体検査・学科・実技試験の国家試験を受験する方法と、登録小型船舶教習所で一定期間講習を受講した後、指定試験機関で身体検査のみ受験する方法があります。
教習の最後に行う学科修了及び実技修了試験に合格することで、国家試験の学科と実技は免除されますので、受験する必要はありません。
小型船舶の操縦知識があるのであれば、実技試験の練習を行う必要はないため独学での受験も可能ですが、小型船舶の操縦知識がないのであれば、実技講習を受けて操船の練習をし、しっかり知識を身に着ける必要があるでしょう。
小型船舶の実技を独学で学ぶことは難しいですし、国家試験免除のスクールを選べば改めて受験する必要はありません。
また、小型船舶免許1級は学科試験も難しいので、講習をきちんと受ければ国家試験が免除されます。
最近は学科をオンラインで受けることができるスクールもありますので、通学時間を考慮する必要もありません。

船舶免許1級を取得するまでにかかる費用

船舶免許1級の取得にかかる総費用は、最大でも14万円前後とみていいでしょう。
この中には、講習費や独学のために必須の参考書、身体検査料(3,450円)、学科試験料(6,600円)、 実技試験料(18,900円)も含まれています。
免許取得における金額は、コースによって異なります。
もちろん14万円の相場から、さらに安く取得できる方法があります。
それは「独学のコースにする」です。
このコースにすると最大で2万円前後安く済ませることができます。
もっと安く済ませるには、オンラインなどを活用して受講できるスタイルが良いです。
実技と国家資格のみ受講・受験すればいいので、通学する機会も少なくなりますし、 地域によっては8?11万円で済むこともあるようです。
しかし独学で取得する場合、実技試験の練習ができないため、実技試験の合格率は大幅に低くなります。
不合格となった場合は、再試験が必要(さらに受験料が必要)になるため、結果的に費用が高くなることもあります。
船舶免許1級の取得は、かなり高額です。
自分のスタイルに合わせて合格できるよう、コース等のプランはしっかり確認しましょう。

船舶免許1級は車の免許証と同様に身分証明書になる?

船舶免許1級は車の免許証と同様に身分証明書になります。
車の免許証が身分を証明する書類になるのは、それが公的な機関が発行したものだからで、一般的に言えば、たとえ全国的に名前の知られた大企業とか有名企業であっても社員証などはその代わりにはなりません。
これはいくら有名であろうが私企業が発行した書類だからです。
船舶免許は自動車免許と同様にそうではありませんので、しっかりと証明書の役割を果たしてくれます。
知名度から言えば自動車のものに劣るかもしれませんが、実は船舶免許には意外なメリットがあります。
それは取得に要する期間や費用が比較的少なくて済むことで、クルマの場合、教習所によっても多少の違いはありますが合宿でも少なくとも2週間程度は必要ですし、お金も30万円前後は見ておかなければなりません。
これに対して船舶であれば1級でもその半分くらいで済みますし、2級であればさらに小さい数字になっているという利点があります。

船舶免許2級から1級へのステップアップとは?

既に船舶免許2級を取得している方が1級を目指したい場合、いくつかの講習や試験が免除されるステップアップコースが用意されており、より短時間で取得することが可能です。
それを実現するためには高レベルの試験に合格した教官が所属しているほか、過去に運用実績があることで国土交通省から認可された認定校の船舶学校かつ、該当するコースが提供されている必要があります。
運用実績があると見なされ2級と被っている学科や実技が省かれ、はじめから次のレベルを学ぶことができ、合格のために必要な知識や技術を身に付けています。
既定のカリキュラムを完了したら、いよいよ1級船舶免許を取得するための本格的な学科試験と実技試験が実施されます。
ステップアップコースなら講習と試験の期間が短縮されるだけではなく、費用がリーズナブルになるのも嬉しいところです。
最短2日で免許取得まで辿り着くことができ、お仕事が忙しい方でもチャレンジできるチャンスがあります。

船舶免許1級を持っていてもジェットスキーには乗れない?

船舶免許1級を持っているとボートを操縦できる範囲が広がりますが、これがあってもジェットスキーは乗ることができませんので注意が必要です。
別名水上バイクとも呼ばれるこの乗り物を操縦するためには、特殊小型船舶操縦免許と呼ばれるものが必要であって、名前は似てはいるものの一般的なボートを動かすための船舶免許とは種別が異なっています。
従って水上バイクに乗ることはできません。
これは逆も同じであって、水上バイクの免許だけではボートを動かすこともできず、いずれも無免許扱いになってしまいますので注意が必要です。
この免許はさほど難しいものではなく、例えば自動車やバイクの運転免許などと比較するとあっけないほど簡単に感じるかもしれません。
少なくとも水上でのバイクは陸上でのそれとは異なって、特に足などで支えていなくても倒れてしまったりしないという点だけを取ってみても、難易度は大きく異なることは誰でも理解できることでしょう。

船舶免許1級は趣味での使い道が豊富

船舶免許1級を取得している場合は、海でボートを運転することができますから、いろいろな趣味で活用することができます。
釣りで利用することもできますから、釣りが好きな人であれば、沖釣りを大胆に楽しむことが可能です。
船のサイズも大きなタイプまで運転をすることができますから、自分だけでなく仲間と一緒に遊ぶことができます。
釣りをしない場合でも沖まで行くことができますから、海を眺めたりするときに利用することも可能です。
スキューバダイビングなどをするときにも利用することができますから、海での趣味に活用することができます。
船の操縦するだけでも楽しいので、船舶免許1級を取得しておけば、自然と休暇を楽しむことができるはずです。
何をするのかは自由に各自で決めることができますから、いろいろな遊びをしてみるといいかもしれません。
船舶免許を取得しておけば、好きなときに船を操縦することができるので、とても便利な免許です。

船舶免許1級のスクール選びのコツ

船舶免許1級でスクールを選ぶ際、多くの人は料金で選んでしまいがちではないでしょうか。
しかし、料金の安さだけで船舶免許の学校選びをするのはおすすめできません。
料金が安いスクールは、経費を節約するために、さまざまな点で教習の質を下げている場合が多く、クオリティの高い教習を受けられない可能性があります。
船舶免許1級のスクール選びのコツは、国家試験免除コースを設けているところを選ぶことです。
船舶免許のスクールには大きく分けて国家試験が免除になるところとならないところがあります。
免除になるスクールでは、定められた学科講習と実技講習を受けた上で修了審査にパスすれば、国家試験を受けることなく免許を取得することができます。
免除にならないところでは、講習を受けた後に自分で国家試験を受けに行かなければいけません。
免除になる方が料金は高めですが、設備やスタッフ・カリキュラム等が優れていることが多く安心して通えます。

船舶免許1級を取得して航行できる範囲

船舶免許1級を取得すると航行できる範囲は相当に広いものになるというか、一言でいうと制限はなくなります。
2級は湖などの平水区域か、海岸から5カイリ以内の沿岸区域しか航行できませんが、1級船舶免許ではこのような区分はなくなり、外洋であっても航海できることになるわけです。
これだけを取ると、それこそ太平洋を越えてアメリカに行くようなことも可能になるわけですが、海岸から100カイリを越える場合には船長以外に機関士の資格がある者の乗船が必要になりますので、実際にはなかなかハードルも高いでしょう。
しかも、船のサイズとしては2級と同じく20トンまでとされていますので、この点を考えても大海原を何日も航海するようなことはちょっと無理と思っておいたほうが良いです。
ただ、5カイリと100カイリの違いは非常に大きく、外国に行くような大それたことを考えるのでなければ、日常的なレジャーとしてはほぼ無制限と考えても構いません。

船舶免許1級の受験申込み先

船舶免許には種類がありますが、資格は知識と実技の両面が揃って合格できることは共通です。
中でも船舶免許1級は、扱える船舶も幅広くなるので、最終的に目指しいて取得したい人も多いでしょう。
では試験の申込について、具体的に流れを見ていきましょう。
船舶免許は国家資格です。
筆記と実技、身体検査に合格することで資格が取得できます。
国土交通省登録の教習所に通うことで、試験の代わりに講習を受けて教習所の検定に合格すると、国家試験をパスしたと同様に扱われます。
ですから、慣れた環境の中で船舶免許を取得できます。
国土交通省登録の教習所に入学することがカギとなります。
個人で申込をしたいときには、JMRAと呼ばれる財団に申込用紙を送ります。
JMRAは小型船舶操縦士試験機構が正式名称で、こちらで取りまとめをしてくれますので申込みも受け付けています。
期日など気を付けて、受験の申請をしましょう。
ただ教習学校だと、手続きなど代行してくることが多いです。

大阪で船舶免許の1級を取得するに関する情報サイト
1級船舶免許に合格するために

こちらのサイトは、小型船舶操縦士の中でも最もグレードが高い最上級ともいえる1級船舶免許の試験内容や試験の難易度および合格率などについて解説しています。
取得したいけれども、どのような学校に通うのが良いのだろうか、この資格を持っていると外国にも行くことができるというけれど(六級機関士以上の資格を持つ人が同船している必要あり)かなり難しいのではないか、このような疑問を解決できるようになるため参考にされると良いでしょう。

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